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470級のハリヤードのお話

最近、470級学連マストのオーダーが多くなってきたので情報を少々。

 

まずジブハリヤードですが、一昔前は1/2テークル式(ワイヤーブロックでラフワイヤーを釣り上げて、1/2テークルを組む)が流行っていました。

メリットはパーツ各部の負担が分散する、テークルが増やせるのでコントロールし易い、外的要因に左右されにくい(サギングし難い)。

デメリットは扱いが面倒、捻れ易い(捻れたまま引くとワイヤーがヨレる)、重量物が上部に寄る(モーメント不利)。

 

ところで、470級のジブハリヤードって一体どのくらいのテンションが掛かっているのでしょうか?

テンションゲージで26とか27とか。これって大体二百数十kgの力が掛かってます。

 

よって、各部のパーツが壊れやすいんです。

ジブハリヤードのテークルを引く時に、「ギュリギュリギリギリリン」とか、めっちゃ軋み音を立てて引いてませんか?^^;

これはほとんどの場合がハリヤードブロックのベアリングが割れている音。ブロックの中には直径4mmくらいの玉(ベアリング)が入っています。ベアリングの玉一個でも壊れるとこの音が出始め、破壊は連鎖的に進行します。

 

ベアリングが壊れた状態でテークルを引くと摩擦抵抗が膨大になり、より過大な力を込めて「うぉりゃっ」と引くことになり、各部には貴方の背筋力の何十倍!の力が加わるので、最後はワイヤーが切れるかブロックがぶっ飛ぶ!など部品が破壊されるわけです。

 

ブロックが壊れる理由は強度の低い、ノーマルのブロックを使用してるためです。まずシーブやブロック類は全てワイヤー用にしましょう。

良く見かけるハーケンのシングルブロックの安全稼働荷重は約140kg程度しか有りません。ワイヤー用の安全稼働荷重は約3倍(450kg程)。動きも滑らかになりパーツを壊すことも無くなります。

(ちなみにブロックのベアリングやシーブは樹脂製ですが、ワイヤー用ブロックは金属を使用しているので割れません。)

 

最近はトップ選手の中でも1/2テークル式が減って、ダイレクト式が多くなりました。ワイヤーの太さは3mmだったり4mmだったり。はっきりとした理由は分かりませんが、結果「速い」わけですから正解なわけで、誰も逆らえません(笑)。

 

メリットだった「外的要因に左右されにくい」のことですが、ワイヤーの許容量の中で使用レンジが低い方が余力が残っていので、外的要因(=パフ)に対しての変化(サギングによるシェイプの崩れ)が、物理的には少ないということです。

しかし、そのサギング=悪と証明されているわけではありません。外的要因に対する変化量が艇速に与える影響が無ければデメリットにならないわけです。

 

ワイヤー径を4mmに太くする理由はセーフティーなのか、先ほどの使用レンジメリットなのか諸説ありますが、やはり速い人が一番正しいわけで^^;

 

少々マニアックな内容になりましたが、次回はメインハリヤードのお話です。

(現在PM11時半。嫁さんの仕事の勉強にお付き合いしてサイゼリアです。学生かっ^^;)

 


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